福益醤油様
工場直売所内の製品PRコーナー
ご要望
直売所の一部を利用して品質の良さをアピールする場所を作りたい。厳選した材料を昔ながらの醸造方法で製造しているというポイントをより明確にお伝えして、私たちの製品のファンになってもらいたい。
ご提案のポイント
ご来店してすぐに「どんな商品が売っているかを感じることができる」。これはお客様にとってプラスです。店内に足を踏み入れてすぐ右手にブランディングスペースを設置。4台のデジタルサイネージで品質の良さをイメージした映像をリピートで再生し、工場からのライブカメラを差し込みで再生。主力商品は1種類ですが、それぞれの原料の良さをアピールした4つのデザインパッケージをご提案。派生商品はいらない、メインの商品のみでギフトを送りたい、でもギフトとしての見栄えも欲しい、そのようなお客様のご要望を実現します。

複数のアピールポイントを数秒で伝える方法
1つの映像で複数のポイントを紹介するためには短くても30秒は必要です。もしお客様に全編を見てもらいたい場合は、そのあいだ足をとめて視聴していただく必要があり、顧客体験としてはマイナスになります。また、デジタルサイネージではどの場面から見始めるかはわかりません。どの場面から見ても意味がわかる、どの場面でも5〜10秒程度、視聴するだけで製品の持つ特性を大まかに理解することができる、そのように映像を制作することで顧客体験がプラスになります。
デジタルサイネージでのデザインの基本はポスターです。最もシンプルな構成は動きの少ないイメージ映像とコピーのみ。その繰り返しでも十分にメッセージは伝わります。今回のご提案では4つのサイネージを利用して、それぞれ個別に、そしてシンクロもしながら、製品の品質の良さを紹介していきます。センターに置かれた商品とあわせて、どのタイミングでご来店いただいても、瞬時に「商品の特長」を把握することができます。製造者としては「良さを伝えたい」が希望となりますが、ご来店いただく皆様は「どんな商品かすぐに知りたい」が希望になります。その希望をストレスなく実現することで、製品への好感度もプラスになります。
工場からのライブ映像で工場見学に近い顧客体験を
工場見学はとても人気のあるコンテンツです。しかし、まとまった時間が必要であったり、予約など事前に必要な手順があったりします。急に思い立って工場の直売所に立ち寄っても、もし製造している雰囲気を全く味わうことができなければ、ちょっと「がっかり」するかもしれません。正式な工場見学は予約が必要ということで良いのですが、直売所でも製造の現場感を味わうことができれば、それはプラスな顧客体験となります。
デジタルサイネージでは予め制作しておく映像コンテンツだけでなく、ウェブカメラからの映像を差し込みで再生することができます。ネット経由で配信することで遠方にカメラを設置することも可能です。数秒間の工場見学でも、方向を違えた4カメラを4画面で流す臨場感は、ご来店いただく皆様に強い満足感を残すでしょう。

製品の良さをストレートに表現するパッケージ
原料の良さをイメージした4つのパッケージ、中身はすべて同じものです。お醤油は毎日のように使うもの。そして、使い続けるものですので、パッケージのバリエーションは日々の楽しみになります。一般的な商品パッケージでは、店頭で他の商品と並んだときのインパクト、メッセージ性からデザインされます。しかし、そのデザインは実際に利用する際の顧客体験から言えばあまりプラスではありません。キッチンで目にするときの楽しみや満足感から考え出されたデザインは顧客体験をプラスにします。
中身が良ければパッケージは普通でも良い、かもしれませんが、できれば中身の良さがパッケージにも溢れてくることで、「製品への思い」がよりはっきりと伝わります。シンプルな原料が特長なら、デザインも可能な限りシンプルに。中身が無添加であれば、デザインも限りなく無添加に。しかし、シンプルで無添加なデザインは「デザインをしないこと」ではありません。製品品質の良さをそのまま感じられる表現ができれば、それが最もメッセージ性のあるパッケージになります。

ギフトは製造する人と贈る人との「想い」の共鳴
自分で作ったものを誰かに差し上げる、それは「良くできた喜び」を誰かにも感じてほしいという想いです。職人さんも良くできた製品を誰かに使ってもらうことで喜びを感じることでしょう。ギフト品は自分で作ったものではありませんが、製造する人の想いが贈る人に共鳴して相手に届きます。いわば贈る人自身を表すものともなりますので、その風合いには、シンプルな品の良さとメッセージ性の強さの両方が必要になります。